2019/01/13 きょうのひなた

キャットウォークを作ってみました。
Webで2×4材を使ってキャットウォークを作る記事をいくつか見て、いつかはやってみたいと思っていました。最近ドライバードリルが安かったので購入して使ってみたかったのもあります。

2×4材の上下にアダプタを付けて、床と天井の間につっぱらせて柱を立てて、これにいろいろ取り付ける手法です。アダプタとしてディアウオールというのとラプリコというのがポピュラーです。前者はバネで突っ張るもの、後者はジャッキのようなもので突っ張るものです。いろいろ調べたところ、ラプリコの方は自宅の天井の高さを考慮すると2×4材の6フィート材(1820mm)を購入すれば無加工で使えることがわかり、こちらを使うことにしました。

正月休みの終盤に2×4材と棚レールと棚板や金具を購入して作業を開始しました。乗用車でも結構長い木材を運べるんですね。

レールと突っ張り部品をセットして現場に設置しようとしたらはまりません。長過ぎるようです。おかしいなと思って材木の長さを測ってみたら、規格の1820mmより15mmほど長いです。

2×4材は規格がしっかりしていると思って信用していたのではまりました。 よく考えてみたら、流通や在庫の間に乾燥して縮んでしまったら困るので長めで出荷するんですね。 わかっていたら購入時に切断加工をお願いしていたのですが、レールとかを取り付けた今となっては依頼できません。

仕方ないので自分で切断することにしました。でも、普通にのこぎりで作業したのでは素人なのできれいにできる自信がありません。斜めになったり段差ができたりするに決まっています。そこで、道具に頼ることにしました。電動丸鋸を借りてくる手もあるのですが、のこぎりガイドを使うことにしました。Amazonさんにお願いして調達しました。普通のホームセンターには売っていないようです。

こんなふうに、角度を決めてまっすぐ切れるようにガイドを設定して、あとはギコギコやるだけです。ちゃんとまっすぐ切れました。この辺の手配が必要だったので、正月休み中に完成することはできませんでした。

棚受けを用意してこれを棚板に取り付けます。棚受けのネジ穴が結構大きい割に、棚板が薄いので、ちょうどいい木ねじが見つかりません。棚板の厚みに合った木ねじは頭が棚受けの穴をすり抜けてしまいます。いろいろ検討した結果、棚板に貫通穴を設けてボルトで固定することにしました。

ボルトの頭が飛び出るとけがをするかもしれないので、頭の厚みが薄いボルトを選択した上で、頭が多少埋まるように頭の大きさの浅い穴も開けました。
ドライバードリル大活躍です。

裏側は普通にナットで固定です。

これを見て検討する人のために情報を残しておきます。
 棚板はパイン集成材 600x250x15mm (棚板用に縁を丸く加工済のものです)
 棚レールはROYAL AA SYSTEMのASF-1 長さ150mm
 棚レール取り付けに使ったネジはROYAL タッピング30mm (下穴なしでOK)
 棚受けはROYAL B033 250(右用と左用があります)
 ボルトは超極低頭小ねじM6x25mm(頭の厚み1.2mm)
 穴あけに使ったのは6mm木工ドリル
 ボルト頭のオフセットに使ったのは10.5mm木工ドリル

穴あけ前にボルト頭オフセットの浅い穴を開け、その後に本穴を開けます。オフセット用の穴を開けたときにドリル先端の跡が残るので、これを狙ってドリルをあてます。今回は予備作業なしにいきなりやりましたが、本穴開けの際に位置が多少ずれてしまいました。慎重にやるなら、一番最初に2mmくらいの穴をかなりの深さまで彫っておいて本穴開けの際の位置決めガイドにするのがいいと思います。

ひなたはさっそく検査に来ましたが、利用する段階ではないようです。

ハンモックも設置してみました。

滑り止めにマットを敷いて、とりあえず完成とします。
既存のタワーとの関係が微妙です。既存のものはかなりボロボロになっているので廃棄したいのですが、ひなたが気に入っているのでタイミングが難しいです。タワーがなくなったらもっと棚板を増やす予定です。

大変そうだと思っていたことが意外とあっさりとできると楽しいですね。道具さまさまです。目的を持ってホームセンターを回るのも楽しいです。